協同組合学公開講座

協同組合学公開講座

北大の協同組合のレーゾンデートル研究室は2016年に農林中央金庫からの寄附講座として新設された研究室です。協同組合についての多様な情報を発信することを目指しています。2019年度はJAさっぽろと連携し、JAさっぽろの組合員さんに北大のイベントなどに参加してもらいながら、協同組合について考える場を提供する公開講座を開催することにしました。

「北大を散策しながら農協を考える」では、知っているようで知らない協同組合(農協)について北大の先生などがやさしく解説し、その存在意義(レーゾンデートル)について理解を深めていただきたいと思います。

講座では、協同組合組織における生産と消費の単位であるファミリー(家族)、北海道で全国生産量1位を誇るミルク(牛乳)、我々の食生活に欠かせないミート(食)、北海道の産業を支えているアグリ(農業)、日本を含めて東アジアに広がる有機農業、それぞれについて農協と関連付けてお話しします。

北大のイベントへ参加や施設見学を行いながら、協同組合について考えませんか?

皆様のご参加をお待ちしております。

【1回目】
<第1部>
日時:2019年6月8日(土)13:00~14:00
イベント:北大祭
自由に北大祭会場を歩きながら、留学生が作った世界各国の料理、学生の手作り料理などを楽しむことができます。
会場:北大構内 北大祭会場

<第2部:講義>
日時:2019年6月8日(土)14:00~15:30
会場:北大農学部 中講堂
講師:北海道大学大学院農学研究院 坂下明彦 先生
テーマ:「ファミリー:協同組合における生産と消費のユニット」
協同組合はいったい何なのか、なぜ必要なのかを含め、協同組合、特に農協において、農業生産と消費の単位である家族についてお話をします。
【2回目】
<第1部>
日時:2019年7月27日(土)13:00~14:20
イベント:札幌農学校第2農場(モデルバーン)見学
明治時代に北海道の近代的な大規模な有畜農業を探り入れた拠点である札幌農学校第2農場(モデルバーン)を解説とともに見学します。
会場:札幌農学校第2農場(モデルバーン)

<第2部:講義>
日時:2019年7月27日(土)14:30~16:00
会場:北大農学部S302 農業経済学科 会議室
講師:北海道大学大学院農学研究院 清水池義治 先生
テーマ:「ミルク:牛乳の生産・加工・流通に密接にかかわっている農協」
ミルク王国北海道。ミルクの生産、加工、流通にとって農協はどんな仕事をしているのか、その意味についてお話しします。
【3回目】
<第1部>
日時:2019年8月17日(土)13:00~14:00
イベント:北大マルシェ
北大マルシェとは、毎年8月に北海道大学農学部で行われる食と農のイベントです。食の安全・安心をテーマに、学生が準備・企画・運営を行っています。
会場:北大 農学部前 マルシェ会場

<第2部:講義>
日時:2019年8月17日(土)14:00~15:30
会場:北大農学部S302 農業経済学科 会議室
講師:北海道大学大学院農学研究院 申錬鐵
テーマ:「ミート:日本の養豚の成長と農協の役割」
我々の食生活に欠かせない「ミート」。北海道での肉類消費のうち、1位を占める豚肉について、農協の事業とその役割についてお話しします。
【特別企画】
日時:2019年9月7日(土)13:05~14:05
会場:共済ホール(JAさっぽろ准組合員コンベンション)
講師:北海道大学大学院農学研究院 小林国之 先生
テーマ:「アグリ:もっと知ろう!農と食と農協のこと」
北海道のメイン産業である「農業(アグリ)」。
農業を維持・振興するために農協が実施している仕事などについてお話しします。
【4回目】
<第1部>
日時:2019年10月26日(土)13:00~14:20
会場:北大総合博物館
北大の総合博物館は、北海道の貴重な歴史や大学が所有する様々な展示品を見ることができます。

<第2部:講義>
日時:2019年10月26日(土)14:30~16:00
会場:北大農学部S302 農業経済学科 会議室
講師:北海道大学大学院農学研究院 高ケイチン 先生
テーマ:「東アジア:日本・中国に広がる有機農業」
農業の話題となっている有機農業は日本だけではなく、東アジアにも広がっています。この講義では日本と中国の有機農業について協同組合と関連づけてお話しします。

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