大学院共通科目「アジア農業協同組合論」第7回「タイ:タイの農漁村協同組合―市場対応とその機能―」を実施 2018/6/25

大学院共通科目「アジア農業協同組合論」の7回目の講義が6月25日(月)に北大農学部S302農経会議室で行われました。今回は広島大学の山尾政博氏を招き、「タイ:タイの農漁村協同組合―市場対応とその機能―」というテーマで講義がされました。

講義では、まず、タイにおける協同組合の歴史についての説明がありました。1928年に国家主導として出発したタイの協同組合は、1938年以後にライファイゼン型の信用組合を中心とした協同組合が急速に普及され、第2次世界大戦後の1954年には10,338組合に増加する等、協同組合の設立が集中される様相が見られると指摘しました。さらに、1968年の協同組合法の制定により総合農協の育成が本格化したタイでは、開発対応の農業者組織が続々に登場する中で、農協は農業・農業協同組合銀行により事業拡大が進められていると述べました。このような動きを踏まえて、タイにおける農村協同組合組織の特徴を組織の重層化、競争関係の激化、生産志向を強くする農村協同組合と取り上げました。

続いて、タイ農協の概観と事例農協による実態を説明しながら、農協の事業規模は信用事業、購買事業、販売事業の順であると言いました。

最後には、以上の内容を踏まえながら、タイ型総合農協の持続性、政策が協同組合組織に求める便宜性、住民が求める協同組合の役割、事業活動の可能性、組合員の生産構造の急激な変化に対応する農協の機能について考えてみることを提案しました。

次回は7月2日(月)に北海道大学大学院農学院・アジア地域連携研究所の中村正士氏により、「キルギス:中央アジアの農業と農協」をテーマとした2018年度の最後の授業が行われます。

20180625

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