公開講座「北大を散策しながら農協を考える」を開講 2018/6/2

市民講座「北大を散策しながら農協を考える」が開講されました。この講座は当研究室の目的である、協同組合についての情報発信のため企画され、JAさっぽろと共催のかたちで行います。今年の市民講座は北大のイベントや施設見学などを楽しむ第1部と協同組合の情報を発信する講義の第2部の構成となっています。

6月2日、北大祭(6月1日~3日)期間中に行った第1回公開講座には、JAさっぽろ組合員と職員10人、オブザーバーとしてJAバンク北海道サポート基金の職員1人、計11人が参加しました。参加者は13時00分に北大農学部を出発し、北大中央通を散策しながら、若者の勢いを満喫し、留学生が作った世界各国の料理を楽しみました。その後、14時30分からは北大農学部農経会議室(S302)に戻り、坂下明彦氏より「ファミリー:協同組合における生産と消費のユニット」をテーマとした講義を受けました。

講義では、まず日本の農業と食を支える存在としての家族のゆくえを統計に基づいた農家と家庭の現状から整理しました。そのうえで青果物を対象とし、都市の膨張と消費者の集積に対応した流通システムとしての卸売市場体系の形成、都市消費の形成とその対応においての農協のレーゾンデートルが示されました。最後には、グローバル化に抗する農業と食のあり方を、①生協の展開、②直売所の展開、③インショップの展開など協同組合が主導してきたこの30年間の確実な変化から見出しました。また、家族が弱体化する中で、農協が地元の地域・生活に目を向け、ひとまわり大きな総合事業を展開することが、農協自体の社会的評価を高めると指摘し、地元目線の活動を基礎に、新規参入者の積極的な受入や都市生活者との交流を深めていくことが今後の北海道の農協の変身の仕方であると強調しました。

講義後、参加者からは「核家族化が非常に進展している今日において、家族のあり方について深く考える機会だった」、「農家という概念が農業・農村・農協において重要な位置づけであることがわかった」という意見がありました。

次回の市民講座は8月18日(土)13時00分より北大マルシェを楽しんでから、北大農学部農経会議室(S302)にて栗山町役場経営企画課の金丸大輔氏により「フード:食料の確保および食の安全・安心を支える農協」をテーマとした講義が行われます。


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